医療法人社団 輝望会 水野クリニック

診療カレンダー

頭痛

headache

頭痛headache

  • 風邪をひいたり、冷たいものを食べたり、二日酔いの時など生活のあらゆる面で頭痛は起こります。
  • しかし、中には脳出血など重篤な病気が隠れていることがあり、正確な診断・治療が必要です。

頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛とに分類されます

一次性頭痛
頭痛以外に他の病気がない頭痛であり、慢性頭痛の大半です。
:緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など
二次性頭痛
病気の症状として発生する頭痛です。
迅速に原因の疾患を診断し、危険な頭痛を除外する必要があります。
多くは片麻痺・意識障害など頭痛以外の症状を伴います。
:脳出血、脳動脈解離、脳腫瘍、髄膜炎など

緊張型頭痛

緊張型頭痛

  • 頭の両側や後頭部が押されるような、もしくは締め付けられるような頭痛
  • 肩こりや頭重感を伴うことも多く、鈍い痛みがダラダラと持続
  • 精神的なストレスや姿勢が関連
  • 体を動かすことで頭痛が増強することは少ないです

頭痛体操と呼ばれる運動を行うことで、症状が軽減できることがあります。
難治の場合には鎮痛薬を用いますが、薬剤使用過多による頭痛にならないよう注意が必要です。
予防薬を併用することもあります。

片頭痛

緊張型頭痛

  • 女性に多く、主に頭の片側に、時に両側に起こる拍動性の激しい頭痛
  • 吐き気や嘔吐を伴うことも多く、寝込んでしまうことがあります
  • 頭痛は数ヶ月に1回から月に数回生じることが多く
    1回あたりの頭痛の持続時間は4時間〜3日間

トリプタン製剤の効果が高く、頭痛頻度が多い場合には予防薬を併用します。

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群発頭痛

緊張型頭痛

  • 男性に多く、1~2ヶ月に集中してほぼ毎日激烈な頭痛を反復
  • 1回あたりの頭痛の持続時間は30分〜3時間程度で、片目の充血や流涙、鼻水などを伴います
  • 発作期間中はアルコールを摂取すると痛みを誘発します

一般的な鎮痛薬は効果がみられないことが多く、予防薬の投与とトリプタン製剤の注射を治療で行います。

薬剤使用過多による頭痛

緊張型頭痛

  • 頭痛薬を頻繁に飲んで痛みを抑えることを繰り返していると、頭痛薬が手放せなくなり、毎日のように頭痛が誘発されます
  • 市販の鎮痛薬は手に入れやすいため、安易に購入して乱用に至ることもしばしばみられます
  • 月に15回以上、3ヶ月続けて頭痛薬を服用していらっしゃる方は、一度ご相談下さい

原因薬物の中止・薬物中止後に起こる頭痛(反跳頭痛)に対する治療予防薬の投与が中心となります。

注意が必要な頭痛

下記のような症状のときは重篤な病気が隠れている場合もあります
すぐにご相談ください!

緊張型頭痛

  • いつもと違う頭痛
  • 痛みが急に強くなる
  • 発熱を伴う頭痛
  • けいれんを伴う
  • 今までにない頭痛
  • 痛みが次第に強くなる
  • 手足の麻痺・しびれを伴う
  • 意識がもうろうとなる

当院の頭痛診療の特徴

  • 頭痛ダイアリーを利用して痛みの頻度、時期、持続時間、痛み方など詳しく問診・診察を行います。
  • 必要な場合は頭部MRI・CT検査を実施し頭痛の原因を診断します。
    (旭中央病院の機器を共同利用させていただいています)
  • 頭痛の頻度が多い場合は予防薬を積極的に使用します。
  • 入院治療が必要な場合には、適切な医療機関にご紹介致します。

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